EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介
2008.12.12
ECHAから年末、年始 (12月15日から1月5日まで) のREACH-IT、一式文書提出およびヘルプデスクサービス対応について、2008年12月3日に「News Alert」が出ました。
以下に、その内容を紹介します。
2008年12月15日までは、問い合わせ、登録およびPPORD一式文書の仮 (temporary) 提出手続きは行うことができます。REACH-ITは、データベースを更新しバージョンアップするために12月17日にクローズされます。オンラインサービスは、1月5日に再開されます。
REACH-ITは12月17日まで、サインアップや予備登録関係情報の検索および取得、2008年6月1日以前に旧法令によって届出した物質の新しい登録番号を要求のため継続利用可能です。
ただし、2008年12月15日に仮 (temporary) 提出手続きはクローズされます。
ECHAは、2008年12月15日以降は、仮 (temporary) 提出手続きにより送付される文書は受付けません。
文書提出のeメールアドレスは閉鎖されます。すなわち、ECHAは一切の問合せ、PPORDまたは登録一式文書をそれ以後は受け取りません。
クリスマス期間前に製造または輸入物質の権利取得を希望する場合は、遅くとも12月15日までに急ぎ一式文書の提出が必要です。
データ提出の新手続きの概要を掲載したWebページとマニュアルは仮 (temporary) 提出手続きの閉鎖後、すぐにECHA WebサイトのREACH-ITセクションに掲載されます。
REACH-ITは、2009年1月5日にオンラインでの一式文書提出が再開されます。
REACH-ITは再開されると、PRE-SIEF機能が利用可能となります。ECHAのWebサイトで12月15日に提供されている改訂版インストラクションに従って問い合わせ、PPORDまたは登録一式文書の提出ができます。1月5日以降、ECHAは問い合わせ、PPORDまたは登録一式文書を電子メールあるいは登録されたメールで受け取ることはしません。
仮 (temporary) 提出手続きで、以前に問合せ、PPORDまたは登録一式文書を提出した企業は、登録または届出についての情報をREACH-ITに直接アクセスすることができます。
REACH-ITとIUCLID 5の使用について質問のある企業は、下記のECHA Webサイト上で利用可能な情報要求フォームによって当該の質問をしてください。
http://echa.europa.eu/about/contact-form_en.asp
フォームは、12月19日まで利用可能で、1月5日から再び利用が可能となります。
REACH規則における、責任または義務に関する質問のある企業は、まず自国のヘルプデスクにコンタクトをしてください。各国のヘルプデスクは、EUのすべての国に設立されていて、自国語でサービスを提供しています。コンタクトリストは下記のURLで利用できます。
http://echa.europa.eu/reach/helpdesk/nationalhelp_contact_en.aspもし、さらにアドバイスを要する場合は、自国ヘルプデスクから提出された問い合わせに対する返答のコピーを添えて、Webサイト上の情報要求フォーマットを使って、ECHAヘルプデスクにコンタクトをすることができます。
REACH-ITとIUCLID 5に関する最新のニュースは、ECHA Webサイトで利用可能です。特に、予備登録期限の終了に伴ったガイダンスを提供するために、予備登録セクションが数週間以内に更新される見込みです。そこには登録に関するREACH FAQ、REACH IT FAQおよびQ&Aの一般的な質問への回答が提供されます。Q&Aは定期的に更新されます。
(瀧山 森雄)