電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介
2006.11.17
RoHS指令の6規制物質の測定法が、IEC/TC111/WG3で、IEC62321として検討が進められています。
2006年5月にCDVが出され、10月6日に締め切られました。投票結果は、全投票数は27ヵ国で、P-メンバーの23ヵ国のうち、12ヵ国(52%)が反対し、承認に必要な67%の賛成が得られていません。また、全体投票では、承認には反対票は25%以下である必要がありますが、41%の反対となりました。
反対票を投じた国は、ベルギー、カナダ、フィンランド、フランス、スペイン、イスラエル、イタリー、オランダ、ノールウェー、スペイン、米国などです。EU加盟国の多くが、反対投票をしていることは気になるところです。
CDVに対しては、延べ396項目のコメントが出されています。
否決になった主な内容としは、下記があげられています。
中国では測定法、マークと最大許容濃度の3つの標準化が進められています。11月14日の発表では、近日中に正式発表するとし、11月8日に説明会(解読会)が開催されました。
測定法はIEC62321、マークは日本の資源有効利用促進法(J-Moss)に整合していると思われます。