EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介
「制限」は、指令76/769/EECが2009年6月1日に廃止され、REACH規則に移行したものです。
REACH規則の附属書XNIIに掲載される物質には、以下の種類があります。
具体的な例としてニッケルおよびその化合物があります。ニッケルは耐食性が強いことから硬貨やイヤリングなどの原料として使用されていますが、用途制限としては、直接かつ長時間にわたり皮膚と接触する部位からの放出量が0.5μg/cm2/週を超える場合は使用できません。
制限となった場合は認可制度とは異なり、製造・使用などの許可申請を行うことはできません。
ただし、研究開発自体やプロセス指向の研究開発には制限が適用されない場合があります。