EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介
納入先からの金属加工品に関するAISの提出依頼が来た場合にはミルシートを入手し、鋼材中の環境負荷化学物質を確認するのが一般的です。 しかし、購入先によっては今回のご質問内容のようにミルシートを含めJAMP MSDSPlus やAISの入手が困難で確認することができないことも発生します。そのような場合に多額の費用をかけずに確認する方法を提案します。
社団法人日本鉄鋼連盟はJAMPの会員となっていますが、鋼材メーカーはJAMPの会員になったという情報は現状では確認できていません。したがい、MSDSplusやAISの提供は行なわれていない模様です。鋼材のMSDSplusによる情報提供に関しては現在JAMPと社団法人日本鉄鋼連盟が進めているようです。
最近、鋼材中の 特定化学物質含有情報シート(SSDS)による情報提供が一部鋼材メーカーより行われています。SSDSはSpecified Chemical Substances Data Sheet for Steelの略で鋼材中に高懸念物質(SVHC)含有の有無について記載したものです。このSSDSは鋼材メーカーのHPから入手することが可能です。