電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介
RoHS指令では、電気・電子機器の製造者が法的義務を負います。
ただし、イギリスBERRのRoHS REGULATIONS Government Guidance Notes(2008年7月発行)では、コンプライアンスの基礎として「自己適合宣言」が認められています。すなわち、
当局によって貴社のRoHS違反が発見された場合に、貴社の責任が確実に回避できるかどうかを確認しておくことが必要だと思います。
上記のGovernment Guidance Notesでは、フローチャートを使って、自己宣言と適合証明書について説明しています。
このようなフローに従って、ノート部分は以下のように、分類記述されています。
イギリスではコンプライアンスの基礎として「自己宣言」を認め、当局は市場での遵法状況を確認するために、テスト購買をして検査するとしています。ほかの諸国も追随する形になっています。
このたびの貴社のご質問は、上記フローに照らして考えますと、2、3項のサプライヤーのこれまでの実績からその信頼性を確認することが大切と考えます。さらに、一般的な製造方法ではRoHS規制物質の含有が考えられないのであれば、4項の購入部品・材質のリスクはないことになります。この点を踏まえて、貴社のマネージメントシステムを確立されることをお薦めします。
なお、イギリスRoHS規則では下記の事項が違反となるとしています。
しかし、違反が指摘された場合にも次項を証明することで抗弁ができます。