電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介
2005年9月に付属書が修正されました。その中で、意図的添加、非意図的添加(not intentionally introduced.)の用語がなくなりました。また、期限付き除外の整理や追加もありました。
上記に関連する、当初のELV指令の付属書の該当する部分の条文は以下の通りです。
これは非意図的添加の場合に限られる。
(注)「意図的添加」とは、「最終製品に特定の特徴、外観もしくは質を提供するために、継続的な存在が要求される材料や部品が組織として計画的に利用された」ことを意味する。新製品製造の供給材料として、リサイクル材を使用する場合には、規制されている金属を多少は含有するかもしれないが、この場合は意図的に添加されたとは考えない。
上述したように、ELV指令では、意図的添加は認めないという文言が入っていました。修正された付属書の関連部分は以下の通り、非意図的含有に関する規定が削除されています。
修正された付属書で、意図的添加に関する規定が削除されたことは、リサイクルや天然不純物の混入に関わらず、基本的には非含有ということで対処するべきであると解釈されます。