電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介
電気・電子機器にかかわる指令をあげます。
ユーザーに使用段階でのエネルギー効率に関する情報を提供する、EU共通のエネルギー効率ラベル表示が義務付けらル指令です。この指令に基づいて、電気冷蔵庫・冷凍庫、電気オーブン、エアコン、照明器具、食器洗い機、洗濯乾燥機、電気乾燥機に、それぞれの指令が出されています。
家電製品については次の2件の指令があります。
上記2のエネルギー効率最低基準に関する指令を改正して、統合製品政策(IPP)の原則を適用して、電気・電子機器や暖房器具などのエネルギー消費型製品を対象として、IPPの原則を適用して、製品設計に環境的側面を系統的に組み込み、製品のライフサイクル全体の環境パフォーマンスを向上させることを狙って、エコデザインに関する枠組指令です。
EU全体でエコデザインの統一ルールを決め、加盟国間での相違が域内貿易の障害とならないようにすることを目的にしています。加盟国は2007年8月11日以前に、同指令を国内法として整備することが求められています。
EUでは、加盟国間の障壁を取り除き、製品の安全性と品質に関する規制を統一して、製品の域内の円滑な流通させる目的で、1985年に理事会決議「技術的調和と基準に関するニューアプローチ」が採択されました。これに基づいて、具体的な製品分野や特性分野別に満たすべき必須要求基準を設けたEU指令が順次定められています。これらの指令を、「ニューアプローチ指令」と呼んでいます。電気電子機器に関連する「ニューアプローチ指令」には、下記のものがあります。この指令が適用される製品には、CEマークの貼付が必要です。