電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介
2007.06.01
韓国版RoHSと呼ばれる「電気電子製品および自動車の資源循環に関する法律」が4月2日に採択され、4月27日に公布されました。関連法規制を含めて350ページにわたる情報が開示されています(http://gwanbo.korea.go.kr/upload/2007/04/0427000000.pdf)。
詳細は翻訳しきれていませんが、主要事項をまとめてみました。
2008年1月1日
条文構成は、EUのRoHS指令、WEEE指令とELV指令の要求事項を併せもつ広範囲な規制となっています。
大統領令で次を定める。
大統領令で公布する内容は、製品環境審議委員会(第8条)で決定することになっています。
含有濃度の分析方法も決めるとされています。
特定有害物質は、重金属と難燃剤のような危険物質としていますが、最大許容濃度を含めてEU RoHS指令と同じと観測されています。
環境配慮設計、非含有保証やリサイクル率などは、当局が発行する技術ガイドにより自己宣言(第11条)で行う。
生産者と同時に輸入者にも適用されます。
第9条の特定化学物質の制限義務違違反は、3,000万ウオンなど罰則があります。
リサイクル賦課金の徴収やリサイクル手順などが決まっています。
(松浦 徹也)