電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介
RoHS5はRoHS指令の特定有害6物質のうち、鉛(Pb)を最大許容値以上含有していて、5物質順法の意味で使います。対象製品がRoHS指令の適用除外項目になっていれば、RoHS5の製品は順法になります。
RoHS 付属書には、適用除外される用途の特定有害物質があげられています。これらの適用除外の除外要件は「特定有害物質の除去、代替、材料および構成部品が、技術的または科学的に不可避な場合」「特定有害物質の代替による負の影響より環境および/または健康の便益が上回る場合」となっています。
除外の手続きは、第5条によります。「付属書を修正する前に、電気電子機器の生産者、リサイクル業者、処理業者、環境関係団体、ならびに労働者団体および消費者団体と協議しなければならない」とされています。
そのため、随時インターネット・コンサルテーション(パブリックコメント)が実施されます。もっとも最近では2006年2月に実施されました。
インターネット・コンサルテーションを受けて、TAC(Technical Adaptation Committee)が協議を行い、最終的に欧州委員会、議会、理事会、TACの協議により決定されます。
適用除外は、最終的にはEUの官報に掲載されます。