電子・電気部品に関する欧州の環境規制(RoHS指令)について紹介
鉛フリー化は部品・原材料のカテゴリーに関係なく適用されます。したがって、はんだ材料、塗料・インキ、ゴム・プラスチック、無電解めっき液などあらゆる原材料で鉛フリー化が進んでいます。
一般にフリー化とは、部品・材料・製品中に成分、内容物として有害化学物質が含まれないことですが、次のような場合には含有することになります。
RoHS指令の鉛の最大許容濃度は均質材料当たり1,000ppmですが、適用除外があります。
具体例としては、下記のような細かな具体的な用途に関する除外です。
また、JIG(電気・電子機器製品に関する含有化学物質情報開示:ジョイント・インダストリー・ガイドライン)には、鉛/鉛化合物の閾値レベルが示されています(JIG 101A和訳版)。
産業機械では、据付け型大型産業用工具はスコープから除外されています。
航空・宇宙産業製品や安全に関わる製品は規制除外される見込みですが、一般装置は除外される見込みは薄いと思います。